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【JALOカレ】ACP/人生会議を学んで

Vol.96 あきの気ままに生きさせてッ!

ACPは「その人が大切にしていること」を一緒に探す時間



9月25日、毎月恒例のJALOカレッジまちのケアナース代表・藪内加奈子さん(看護師)の講座「クライアントの"その先"に寄り添うために〜ACP×ライフオーガナイズ実践講座〜」に参加しました。

 藪内 さんは急性期病院や介護施設の看護師から現在フリーの看護師としてACP /人生会議を伝える活動をされています。

恥ずかしながら、ACP「人生会議」という言葉を知りませんでした。

そして、片づけも、カウンセリングも、ACPも、根っこは同じだとはたと気づいてしまった。

それは、どれもが「その人が大切にしていること」を見つける作業であるということです。


ACP/人生会議ってなに?



ACP「アドバンス・ケア・プランニング」

ACP「Advanced Care Plannning」/人生会議

もしもの時のために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療チームと繰り返し話し合って共有する取り組み


私なりにお話を聞いていて感じた、その中心にあるのが、


「その人が大切にしていることを一緒に考える」

ことなのではないかということ。

こう書くと、極めて当たり前のようですが、難しいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「終末期の話を両親とするなんて、縁起でもない」

と、引け目を感じてしまう方が多いと思います。



【私の体験談】母が倒れて気づいたこと

我が家は父も30年間寝たきりで、母が父を支える老老介護の状態が続いています。

そんな中、今年の6月に、母が突然倒れて心臓にペースメーカーを入れる手術をしました。

実は、一昨年から実家の片づけを続けていています。

実家の片付けは「捨てる」よりも大切なことがある 【ブログ】あきの気ままに生きさせてッ!Vol.43 「親が高齢になり、実家の物が増え続けている」「片付けたほうがいいのは分かるけれど、どう切り出せばいいか分からない」「親に捨てたくない!と片付けを頑なに断り続けられて困っている」そんなご相談...
 


片づけを始めるその前に、「こんな自分になりたい」という夢や、片付けの最中に母が「こうしたい」と断片的に話してくれたことがありました。だから、ACP/人生会議のようなスタートを切れたのですが、ここまでの道のりが長かったのです。

私と母は長い間確執があり、お互いを避けて生活を営んでいました。そのわだかまりが解けたのは、ほんの数年前。

まるで、今までの年月を取り戻すかのように、全てが周り出しました。
実は、実家の片付けもその一環の大きな一つなのです。

思い出の品を片手に片付けたり、大切なことは書いて残したいと話す母を見ながら、やっと親子らしい会話ができるようになったと胸が熱くなりました。

ですが、この時はまだACP/人生会議という概念がなく人生、そして実家の片付けを手伝っていたので、学んでからあの時どうしたらより良かったのかを知ったのです。

何かあってからでは遅いと、父が倒れた時にも感じたのに、それを活かせていなかった。
そんな出来事を体験したばかりだったので、ACPの考え方は、そのまま今の私の指針になりました。

 私が見つけた3つの共通点


 

片づけも、カウンセリングも、ACPも、入り口は違っても、たどり着く場所はなんと同じだったんです。

ACPとライフオーガナイズ・カウンセリングの共通点

・ライフオーガナイズ:片づけをしながら、物だけでなく価値観の整理をする

「これは本当に大切?」と問いかけるうちに、その人がどんな暮らしを望んでいるのかが見えてくる


・心理カウンセリング:傾聴やワークを通じてその方のアイデンティティを一緒に見つけていく

「その人らしさ、大切にしていること」を伺ううちに解決の糸口が見えてくる


・ACP:自分が望む医療やケアについて前もって考え家族や医療チームと繰り返し話しあう

「ずっと大切にしてきたことは何か」を伝える・受け止める

もしばなカードも「大切なこと」を見つける作業


講座では「もしばなゲーム」も体験しました。

もしもの時に大切にしたいことを、カードを選びながら考えていく対話ツールです。


私が選んだのは

「誰かの役に立てる」

「人との温かいつながりがある」

「神が共にいて平安である」

といった、つながりや愛を感じるカードでした。


実は、私は14歳の時、交通事故で瀕死の状態から奇跡的に生還しています。

その経験が、カード選びに表れていたのだと思います。

もしばなカードも、「自分の大切なこと」を見つけるための作業なんですね。


片づけは「もしも」の話の入り口になる


私が若干20歳の時、父が急に脳梗塞で倒れて寝たきりになりましたが、あの時にACPを知っていたら、と思います。

だからこの講座の学びは人ごとではなく、自分ごとでした。

ライフオーガナイズを通じて深い学びを得たことに感謝します。

いきなり「もしもの時はどうしたい?」と率直に両親には聞きにくいものです。


ですが、関係性、普段からの何気ない雑談、そして機会があれば実家の片づけを手伝うなどして大切なものを見つけていく作業ができたら幸いですね。


あなたが「これだけは大切にしたい」と思うことは何ですか?


一度、身近な誰かと話してみませんか?

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