の学びを深めているライフオーガナイザーです。不安症、うつ病、ADHDなど何らかの困難と向き合うクライアントが慢性的に片づけが困難な状況になる傾向があることを現場で実感し、そんなクライアントのために何かできることはないかと思っていたところ、日本ライフオーガナイザー協会のCLOの学びに行きつきました。
バウンダリーとは「自分を守る境界線」
バウンダリーとは「自分と他人を分ける境界線」のことです。
どこまでが自分の問題で、どこからが相手の問題なのか。
何を受け入れて、何を断るのか。人との距離を心地よく保つための大切な感覚です。
私が最初に境界線と聞いて勘違いしたのは「境界線パーソナリティ障害」だと思い込んだこと。
境界線とバウンダリーの関係については、こちらに詳しく書きました。
日本語では同じ境界線ですが、英語では全く違います。
境界線パーソナリティ障害はボーダーと呼ばれ、CLOの境界線はバウンダリー。
だからと言って、全く関係性がないわけではありません。
この2つの関係を一言で言うと
ボーダーは「状態」
バウンダリーは「整える力」
とでも表現すると境界線の違いが明らかになるかと思います。

多くの場合、ボーダー的な揺れの背景には、バウンダリーがうまく機能していない状態があります。
例えば、頼まれると断れずに抱え込み、限界がきて突然関係を断ってしまう。
これはバウンダリーが弱いことから起こる典型的なパターンです。大切なのは、バウンダリーは後からでも整えていけるということです。
- 自分の気持ちに気づき、小さな「NO」を伝えてみる
- 相手の問題と自分の問題を分けて考えてみる
そうした積み重ねが、バウンダリーを明確にし、人との関係を少しずつ楽にしていきます。
ライフオーガナイズにおけるバウンダリーの重要性
家や暮らしに密接に関わるライフオーガナイズの仕事において、バウンダリーはとても実践的で重要なテーマになっています。
片付けをしているとどうしても個人的な相談を受けることが多々あります。
片付けの相談と個人的な悩みの切り分け、仕事とプライベートの線引き。
これらは単なる業務上のルールではなく、「ここからはあなたの領域、ここからは私の領域です」という相互尊重の意思表示でもあります。
カウンセリング業務でも、支援する側と利用する側が安全で健康的な関係を保てるように専門職としてのルールがあります。
例えば、支援する側の限界を認識する。何でも叶えるのではなく、契約や倫理に基づいてその職を全うし、できないことは「NO]と伝えリファーする(他の専門家に依頼する)や、個人席な連絡先交換はNG。極端にいうと、道でたまたま出会っても一緒に話しながら駅まで歩いて行くという行為すら禁止されています。
そこで、Life Design Lab.においての、ライフオーガナイズとバウンダリーについて以下のようにまとめました。
Life Design Lab.のライフオーガナイズでご提供すること
・思考の整理・価値観の明確化から始めるコンサル型の片付け
・クライアントのゴールに向けて伴走し癖や習慣、特性を理解しながら実生活レベルでの暮らしのデザイン
・収納やインテリアコーディネートなどで困っているクライアントに対し、自分らしい生き方という視点から具体的にアドバイス
Life Design Lab.のライフオーガナイズでご提供できないこと
・医療行為、心理支援、心理療法、治療・診断に関わるアドバイス、カウンセリング行為
・ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士、ケアマネージャー、介護士など)による役割にあたる助言や提案
・ボランティア行為にあたる支援活動
*心理カウンセリングはライフオーガナイズと混同せずに支援側の提供できる範囲内で契約に基づき行います。支援できる範疇を越えると判断した場合には速やかに専門分野へリファーし、クライアントの自立のための最善を尽くします。
バウンダリーは、自分を閉ざすためのものではありません。
できること、できないことを明確にすることで、より良いサポートを提供することが可能になります。
お互いが安心して関わるための、やさしい仕切りなのです。
より良い支援のために

バウンダリーに限らず、さまざまな精神的、脳の構造上の問題などを抱えた方に寄り添った提案をして行くために、所属している日本ライフオーガナイザー協会の専科資格「CLOプログラム」では定期的に勉強会が開催されています。
資格取得のために学んでいる真っ最中です。今まで出会ってきた、そしてこれからも出会うだろう困難を抱えているクライアントさんに直接的な力になれるよう、今までの経験をもとにさらに学びを深めていきたいと思います。