ラクに整うくらしとこころのしくみ
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Vol.87 あきの気ままに生きさせてッ!

「今日こそ片づけるぞ!」



と気合を入れた日ほど、なぜかまったく進まない。

 

そんな経験はありませんか。


週末になると

 

「まとめて片づけよう」

 

と意気込んで、結局ソファでスマホを見て一日が終わる。

 

これ、実はとても多いパターン。

——ではどうしたらいいのでしょうか?


「頑張る」がブレーキになることがある


 

私たちは

 

「頑張ればできる」

「できないのは気合が足りないから」

 

と考えがちです。

 

でも片づけに関しては、

頑張ろうとするほど手が止まってしまうことがあります。

 

理由のひとつは、「頑張る=大ごと」という思い込みです。

 

大変なこと、ネガティブな出来事は

頭の中で大きなイメージが勝手に作り上げられる傾向があります。

 

 

 

 

やる前から


「大変だ」

「中途半端はダメ」

 

と脳が身構えると、始めること自体がしんどくなります。

 

 

心のどこかで

 

「どうせ終わらない」

「またできなかったと落ち込むのは嫌だ」

 

というブレーキが働くのですね。

 

もうひとつは、単純に疲れです。

 

気合でなんとかしようとしている時点で、あなたはもう十分がんばっています。

すり減った状態でさらに力を入れようとすれば、動けなくなって当たり前なんです。

 

力を抜くと、なぜか手が動き出す


片づけの話とは少しズレますが、

以前、親子関係がうまくいかない時期に

 

「なんとかしよう」

 

と思うのをやめてみました。

 

「解決しなきゃ」

 

ではなく

 

「距離を置いてみようかな」

 

に変えただけです。


すると不思議なもので、

今まで「解決しなきゃ」に使っていたエネルギーが、他のことに流れていくようになりました。

 

その勢いで


「やりたいことをしてみる」

「行きたいところに行ってみる」

 

気づけば、本当にやりたかったことをやっていました。

 

それから、とっていたはずの距離はふとしたことで一気に縮まり、

わだかまりの解決のショートカットになったのです。

 

頑張るのをやめたのに、です。

 

「片づけ」も同様です。

 

「ちゃんとやらなきゃ」と思えば思うほど、

「ちゃんとできていない自分」が強化されます。(皮肉なプロセス理論)

 

それよりは

「頑張ってやる」から「がんばるのをやめる」へ。

このハードルの下げ方は、逆さまのようですが、ちゃんと効くのです。


今日からできる、力の抜き方

1. 「全部やる」を自分に禁止する。今日触っていいのは1か所だけ、と決めます。

2. タイマーを3分だけかける。鳴ったらやめてOK。

 もし続けたくなったら、続ければいいのです。

 

 

頑張らないと決めた日ほど、部屋が静かに片づいていく。

そんな逆さまな世界を、まずは3分から試してみませんか。


ライフオーガナイズ

【ブログ】Vol.86 あきの気ままに生きさせてッ!

「正しい片づけ」に疲れていませんか?


 

 

  • 「収納は"なるべく持たない"のが正解」
  • 「一年着なかった服は手放すのが正解」
  • 「必要最小限の物で豊かに暮らすのが正解」

 

 

——片づけの本やSNSを開くと、そんな"正解"がいくつも並んでいます。

 

ミニマリストが流行り始めている昨今、どれももっともらしく見えて、

その通りにできない自分に、心の中でバツをつけてしまう。

 

そんな経験はありませんか?


きちんとしたい、ちゃんとやりたい。その気持ちはとても大切です。

でも「正しくやらなきゃ」という思いが強くなりすぎると、

片づけはいつのまにか"テストの答え合わせ"のようになり、

始める前から気が重くなってしまいます。


 私たちは「正解を選ぶ」ことに慣れている


 

 

考えてみると、私たちは小さな頃から

「用意された選択肢の中から正解を選ぶ練習」

をたくさん重ねてきました。

テスト勉強、受験勉強、職場での昇進試験・・・。

 

だからつい、暮らしにも唯一の正解があるはずだと感じます。


けれど暮らしは、人の数だけ形があります。

身長も、家族構成も、一日のうちで疲れやすい時間帯も違う。

 

誰かにとってのベストが、あなたにとってのベストとは限りません。

むしろ「こうすべき」という思い込みが強い人ほど、

片づけの途中で「これで合っているのかな」と手が止まりやすくなります。


 

 

 

ライフオーガナイズの片づけはかけ算


従来型の代表的な片づけ方法

・収納術+収納用品=モノをモノで片付ける足し算の片づけ

・捨てる+ミニマリスト・ときめき=モノを厳選し片付けようとする引き算の片づけ

 

ライフオーガナイズの片づけの考え方

・モノや空間に合わせて着目するのではなく「人を主役」にバランスよく考える

=人に合わせて物を選び、空間を整えるかけ算の片づけ

 

 


 

捨てるから始めない

 

 

ライフオーガナイズは、モノを減らすためのテクニックではありません。

 

「あなたはどう暮らしたいか」を先に置いて、

そこから逆算して仕組みをつくっていく考え方です。


そこからどんな人生を送りたいのか?
何が自分にとって大切なのか?
自分のクセは?利き脳は?

どんどん自己理解も深まります。


もちろん、従来型でうまくいく人はそれが合っているのでその方法をおすすめします。

ですが、もしストレスを感じているのならライフオーガナイズの方法をおすすめします。

 

正解を当てにいくのではなく、自分にとっての正解を、自分で決めていく、

主導権はあなたにある、そんなライフオーガナイズの考え方が私はとても気に入っています。

一番自然な方法だと思いませんか?

 定番ルールよりあなたらしい暮らし



以前、冷蔵庫を「あまり使わないものほど上の段へ」という定番ルールで整えた方がいました。
それなのに、なぜか使いづらいと言うのです。

よくお話を伺うと、その方は背が低く、踏み台に乗っても上段は届かない。

そこで


「冷蔵庫を家族のメンバーごとに仕分け、上段は背の高い夫と息子用。」


に変えてみたところ、

冷蔵庫を開くたびに感じていた小さなストレスがとけて、開くのが楽しくなったそう。

 

定番のルールよりも、その方の体と暮らしのほうが正しかった。

片づけの現場では、こういうことがよく起きます。


今日の小さなワーク

 

1. いま「こうすべき」と思っている片づけのルールを、ひとつ書き出してみてください。


2. その横に「私は本当はどうしたい?」と書いて、思いついた答えを一行だけ書き添えます。


ふたつの言葉がズレていたら、それはあなたの暮らしが「あなたのやり方」を待っているサインかもしれません。



片づけに"みんなの正解"はあっても、"あなたの正解"はあなたにしか作れません。

まずはルールをひとつ、自分サイズに置き換えるところから。

 

今日からできる小さな一歩を、一緒に見つけていきませんか?



参考文献 「ライフオーガナイザー®2級資格認定講座公式テキスト]. 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会. 2021年5月30日4版

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