
そんなご相談を、ライフオーガナイザーとしても心理カウンセラーとしても数多く受けてきました。
実は私自身も、今現在進行形で、78歳の両親の片付けに向き合っています。今回は、そんなライフオーガナイザーでもあり、娘でもある私の「2026年 実家片付け記」を綴りたいと思います。
片付けを進める中で、介護が必要な父と30年間暮らしている母からは
「もうほとんど捨ててもいいと思っている」
と何度となく言われました。

ですが、よくよくヒアリングしてみると、実際は“捨てたい”というより“考えるのに疲れている”状態。
シニア世代の片付けは、体力・気力・思い出が複雑に絡みます。
だから私は「何を捨てるか」ではなく「これからどう生きたいか」を最初に聞きます。
母の答えは、
・物量のストレスから解放されてスッキリ暮らしたい
・家族の軌跡は大切に残したい
というものでした。
ここが出発点です。

ライフオーガナイズは「思考の整理」から始める片付け支援です。いきなり物を減らすのではありません。
手順はシンプルです。
目的を言語化する(どう暮らしたいか)
残す基準を決める
作業時間を現実的に設定する
わが家の場合、作業は1回2時間でした。
2時間と言っても連続2時間は難しいのがシニアの現実。介護、自分の集中力、疲労を考えると、途切れ途切れに2時間取れれば十分です。無理をすると次回につながりません。
短時間でも「できた」という成功体験を積むことが、継続の鍵になるようです。笑顔にかげりが出てきたら、休憩の合図。
一緒に作業中も、思い出話に花が咲きます。そこも汲み取りながら、相手のペースに合わせて進めていきました。

・親子関係がこじれている場合、第三者の介入が必要なこともあります
・認知機能の低下がある場合は医療的配慮や成人した子どもの協力が優先です
・急がせると信頼関係が壊れます。オーガナイザーはマルチタスクで話を聞きなが手を動かします
シニアに限らず、オーガナイズ的片付けは技術よりも「関係性」に尽きます。

実家の片付けは、単なる整理ではありません。
親の人生を尊重し、これからの暮らしを整えるプロセスです。
決して捨てることが目的ではなく、自分たち、そして成人した子どもやその家族、
「みんなが安心して暮らせる環境をつくること」
がゴールであるという土台のもと作業をすると良いのではないでしょうか。
もし実家の片付けをどうしたらいいのか、今ひとりで抱えているなら、ライフオーガナイザーに相談するという選択もあります。
子どもとシニアの片付けの場合、第三者が入るだけで、驚くほどスムーズに進むことがあります。
Life Design Lab.
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